October 2018  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

自然大学 芦生実習

今日は、自然大学の芦生実習のガイドでした。

37人が3班にわかれ、そのうち私は3班のガイドを担当。
渡辺弘之京大名誉教授が最後尾でしたので、...
芦生で研究された数々の貴重なお話を聞けました。

 

芦生の森の話をされる渡辺先生は、嬉しそうで

 愛してやまない森

なのでしょう、そんな方と一日ご一緒で来て、とても幸せな気持ちになりました。

 

植生回復の事も大切ですが、今の姿でも森が好きだと思うだけで

私はもうそれでいい。

下見

朝3時起床、4時自宅から自走、7時30分研究林到着。
8時~14時まで やっと今週末の案内の下見ができました。
秋が深まり、寒かった。

黄葉の図-小豆梨の素描-

黄葉の図-小豆梨の素描- 透明水彩 38×28

ブナ-ササ群落にある若木
先日の取材より。

和洋混合 落款を入れてみました。

ミズナラ実生の測定

『芦生ササクエルカス』の作業

1人の方に手伝って頂き

15か所のミズナラ実生ネットの作業を何とか一日で終えることが出来ました。

 

3年生 ギャップのミズナラ 大きく育った。

 

樹木の配置を考えて ギャップに設置したおかげで、倒れてきた巨樹に巻き込まれず15基は無事。

 

 ありがとうございました!!

 

********************

ミズナラ実生ネットについて。。

 

2012年から許可を貰って、絵の制作をしていた芦生のブナ林は

笹が足元に残り、本来の姿を辛うじて留めていた。

(現在は鹿が食べてしまってほとんど残らない)

 

ところが、スケッチをしているうちに 

ところどころ明るく光が差し込んだ広い場所に違和感をもつようになった。

研究者や森を知る人に尋ねると

15年ほど前のナラ枯れでミズナラの巨樹が枯死、

森に穴が開いた様に、光がたくさん当たる場所(ギャップと言う)ができた。

 本来なら、次世代の森を創る若木が育ち、森が生まれ変わってゆくのだが

増え過ぎたシカの採食で、若木は育たず、木が無くなりつつあるのだそうだ。

 

 『この原生林の樹木のパターンで考えると、この位置に木が生えてくるのではないか?

 もちろん、シカの採食が無ければ!』

との仮説をたて、絵づくりを始めた。

同時に、仮説に基づいた場所を探してみると

やはり、笹の下に実生、隠れているではないか!

 

実際に実生を見つると

絵で再現するに、想いがとどまらず実証したくなる。

 

そこで、研究者や職員さんを巻き込んだ

有志の保全のための基礎的調査「芦生ササクエルカス」が立ち上がった。

 

木々の配列に合わせて、ギャップの実生をピックアップしネットをかけた

3年目、仮説通りミズナラは育ってきた。

『これで、10年後、20年後には原生林らしい原生林が描ける〜〜\(^▽^)/。

と、喜んでいると

10月の台風21号・24号により

大系木の木が周辺の木を巻き込み、

沢山倒れてしまった。

 

規則的に並ぶ 巨樹の林立は

イタリアのドウモウやスペインの教会の柱や彫刻のように美しく

木洩れ日はステンドグラスの光様。

 綺麗だな〜
 綺麗だな〜
と描いていた場所が、この6年余りで
こんなに激変するなんて。
と、涙したい所、起こってしまえば嘆いても仕方のない。
考え方を変えよう!
考え方を変えれば、今の現状は違った風に見えるはず。
では、どう考えてゆこう?

 

 

「笹のあるブナ林」水彩 2014年制作   A地点 定点撮影の場所

 

台風24号で倒れたばかりのブナ

葉が青々している。

今年は酷暑に台風続きの上、下層植生が無いが

森を支えようと踏ん張り続けた。

 でもごめんなさい、もうしんどいよ・・・

との声が聞こえてくるようだ。

 

 

 

 

 

山装う2

 

制作中 78×56

 

「行く秋」が大きい作品にできそうなので、気合を入れてスタートしたのに

ポキンっと心が折れてしまいそうだ。

 

先日、ミズナラ実生の測定に行くと

画面右の谷の源頭は、大きな樹が重なり合って倒れて埋まっていた。

 昔ながらの芦生らしい姿を残し
 綺麗で大好きだったのに・・・

 
数週間前の台風24号を境に、
この絵も戻らぬ過去の思い出になってしまった。
描こうと昔の写真を見ても、目に焼き付いた惨状が重なり
筆がなかなか進まない。

 

 

 

未来へ

「森のはじまり」38×25僉‘明水彩 ファブリアーノ紙

きれいな絵の具ののりで止めるのか、バルールが合うまで(濁る一歩手前まで)描くのか。

いつも迷う所です。

 

 

*******************************

先日、柵を設置して1年目の谷をスケッチさせて貰いました。
木や草の赤ちゃん、芽生えていました。
これから、足元の緑が回復し
10年後、50年後、100年後には深い森になるのでしょう。
それまで、鹿防護ネットの維持管理が、
世代を超えて受け継がれてゆくことを願います^^
*******************************
≪画中の植物≫

ブナの実生、スギの実生、ツルアジサイ、ミヤマカタバミ、ヤマトキホコリ、ノミノフスマ

ミズ(?)、フキ(?)、ジュウモンジシダ、シノブカグマ(?)

落ち葉:イタヤカエデ、ブナ、トチノキ

黄葉 木の素描

木の素描-芦生の森- 透明水彩 ワトソン紙の裏へ

 

 

また、台風・・・。

今年は雨続きで、調査やスケッチの予定が流れて滞っています。

気付けば10月。

ただただ焦ります。

 

良いことは、

身体も、頭も動くようになってきました。

夏の異様な暑さに、身体がおかしくなったのではないか

と危惧しましたが、体調が戻りホッとしました。

 

熱中症で亡くなられた方がたくさんおられましたが

本当に、何事も無理をしない様に、気を付けなければと思います。

 

この絵は要らない作品の裏へ 色の実験中。

 

 

大規模鹿柵の設置換え作業

土・日・月 と3日間、芦生の森で作業でした。
ABCプロジェクトの大規模鹿柵(集水域防護柵)の張り替え作業に参加、半日は絵画の研究許可で自分のスケッチ作業。

 

大規模鹿柵は周囲約1500mある。
設置から10年が経過したため、AF規格の古い支柱とネットを外して、新しい支柱とネットを設置してゆく。
15〜16名の研究者・学生で1区画(50m)の張り替えに3時間ほどかかり、
3日間で4区画(200m)張り終えたにすぎない。

全体で35区画もあるので、芦生の鹿防護柵の維持管理がとても大変な作業であること、たくさんの人員が必要なことを痛感した。

 

いつも絵を描かせて貰っている森へ お礼の気持ちを込めて頑張りました。

芦生研究林の様子、ABCプロジェクトチームの大規模鹿柵について判りやすく「KYOTOSIDE」に載っています。
 こちらをご参照下さい。

山装う

 

「行く秋-笹のある森-」38.5×29.5僉‘明水彩 アルシュ細目

 

残った課題、錦の森。

 

黄葉がどうもうまくいかず放置状態の課題。

いい加減に、何とかしなければと、毎日早朝の1時間は色の実験

1つヒントを得たので思い切って描き始めたが・・・。

 

******************************

やっと 想うようなものが出来上がってきました。

 

作者の立ち位置は、笹の在るブナ林(過去と未来)

今年に開いた葉の 最期の煌めき(黄葉)を

 

鹿の居る場所は、現在の芦生のブナ林(現在)

秋風にのって 落葉を始める姿(行く秋)を

 

表現しています。

 

(追記:9月26日)

 

 

 

12345>|next>>
pagetop