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秋の草花のスケッチ

世間は4連休だが、時間が出来ればひたすら森の大きな絵を制作。

ここ最近、森の衰退が酷すぎる(なぜか回復しない)ので、2009年〜2012年頃の写真を見て作業をしている。

 

今年も花が終わりなので、敬老の日に慌てて芦生に来た。

 

 4:30自宅出発

 8:00芦生駐車場到着。

林道へ入ってすぐにしか花が無いので(人家に近い場所の方が多い)

歩き始めて50mのところで、鹿の嫌いなイワヒメワラビに身を隠しているミゾソバを見つけた。

スケッチしようと座り込むと、なんと、小さな花がいっぱい隠れている。

サワオトギリ、コナスビ、ハシカグサ、トキンソウ、ミゾホウズキ、カタバミ、チジミザサ・・・

これは時間がかかりそうだ・・・と始めた。

 8:45〜12:30

 

スケッチしていると隣でカサカサと草の中で音がする。

音が長らく止まないので、これはトカゲかヘビか??と

動画を取りながら近づいた・・・。

 

 

ぴょーんと 飛び出したのは15冂のミミズ!

え???と思うが早いか、モグラがミミズを仕留めて土へ戻った。
生きたモグラを初めて見た。
銀鼠色のふさふさの美しい上半身が目の裏に焼き付いた!
(動画はそんなはっきり写ってないのですが・・・)
その後も、カラ類が集団で通り過ぎたり、
描いている花にいろんな虫が蜜を吸いにやってきたり。
一か所に3時間以上も座っているのだから、森の来訪者がなんとも嬉しい。
 12時を過ぎた。
今日はもう一つ、ある谷に放置している小さなネットを回収の予定をしている。
どんな花が咲いているかを確認しながら目的地へ。
 林道の足元には、コアカソ、ムカゴイラクサ、アオミズ、ヤマミズ、イヌコウジュ、トウバナの仲間、タデの仲間
 林道の法面には、キクバヤマボクチ、シロヨメナ、アキギリ、アキチョウジ、アキノキリンソウ
 アシウアザミは花を終え、ナルコユリは実をつけている。
少なくなったが、花を見つけられて嬉しい。
この分だと、ネットを残している谷も少しは回復しているかもしれない!
期待を持つと、足取りも軽くなった。
14:00時に目的地に到着。
ところが、期待は大きく裏切られた。
研究が終了し、大小5所の防護ネットを少しずつ一人で回収してきた。
小さな1つのネットを残して。
そして、ここへは2年前から来ていない。

落胆するのが怖いからだ。

 

足元に14株あったナツエビネを探し回ったが、跡形もなく消失している。
有るのは、残した小さなネットの中の2株だけだ。
対岸に18株あったが、遠目にも苔以外なさそうで、ガレ場の様になっている。
川を渡って(無いことを)確認しても仕方が無いので、探すのは止めた。
最期のネットを回収に来たので、外しかけたが
まるで人工呼吸器を外すように感じられた。
 これを外せば、この2株も終わりだ。
そう思うと、また、ネットを付けてしまった。
 来年まで置いておこう。
 来年に考えよう。
 いっその事、鹿がネットごと丸呑みしてくれたら、諦めもつくのに。
(ネット破って、中だけ食べられるのは悔しいが)
地元の猟師さんが必死にシカを仕留めてくださっているのに、
森は回復するどころか、衰退の一途をたどる。
防護ネットの中にしか、植物が残らない。
ネットは、今や森の人工呼吸器のようだ。
そんなことを考えながら、タラタラと来た道を戻っていると
調査のFさんに出会った。
調査の話を聞いたり、ABCプロジェクトのネットを張り替えの話を聞いていると
気持ちも切り替わり 残したスケッチをやって帰ることにした。
 15:00〜16:30 イヌコウジュ・トウバナ類のスケッチ
 17:00 駐車地に戻る。
 21:00 自宅に到着。
帰途、森の人工呼吸器(防護ネット)、今あるものだけでも何とか維持しなきゃと強く思った。

 

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